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抱茎亭日乗
by エムサク
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■『駒沢美粧』,『カーヴ・ド・プティットメゾン』,『BAR Blen blen blen』,『MILLIBAR』
毎度遅刻や日時変更で担当の斉藤さんもぶち切れるのではないかとビクビクの『駒沢美粧』。
本日は急に仕事が入ったため11時の予約をキャンセル。
仕事が16:30で終わって「17:30に行ってもいいですか?」
来週から夕張なので、どうしても今日行っておきたかった。
昨年は「夕張メロン」色に髪を染めた。
最近髪色を考えていて、青空色にしてみたいと思ったのだが今の髪の状態ではキレイに色が出ない、と言われる。
何年ぶりだか覚えていないがパーマをかけてみることにした。
ロットを巻いた髪にパーマ液がかけられる。思い出した。
チュルチュルとパーマ液をかけられ、頭からパーマ液がツツーっと伝い降りていく、この感覚。
くすぐったい!キレイに並んだロットをグチャグチャにしたくなる。
「これ、くすぐったいですね」と耐えられずに言ってしまうと、斉藤さんも
「僕もダメなんです。よくお客さん平気だなあと思うんですけど」
「平気じゃない!」
「頑張って下さい」
「ひー。うぐぐぐ。が、頑張ります」
一時は泡状のパーマ剤など使ってみたが浸透が悪いかったとか。
技術や器具が進化しても、パーマ液チュルチュルはもうずーっと変わらないそうで。
かなりきついパーマをかけるので、タオルを取り替えつつ2回目。
「あと1回ありますから」と斉藤さん。
「ホントですか?! なんか、楽しんでません?いじめられてるような気がするんですけど」
「違いますよ」と言いながら、斉藤さんの口の端が微かに笑っているように見える。
特に耳の後ろ、うなじが堪らない。ぞぞーっと来る。拷問だ。
苦行に耐え、いい感じのクルクル加減が出来上がる。
金髪部分は痛みが酷くパーマもみるみる落ちますよ、とのことなので、染めるのも止めた。
久し振りに、大人の女路線の髪型で、彼に見せたい!と思うが、叶わず。
悲しい。会えないことも悲しいが彼の諸事情が心配だから。
しかし、私がクヨクヨしても始まらない。
NANIOさんと『檸檬屋新宿』、という話もあったが、これも流れた。
せっかくのブランニュースタイルなのだし、『MILLIBAR』のアルバイトだったG君が独立オープンしたバー『ブレン・ブレン・ブレン』に1人で行くことにする。
『駒沢美粧』とは駅と反対方向にある『カーヴ・ド・プティットメゾン』にてお祝いのワイン購入。
大学ゼミの先輩でショップオーナーのUさんに選んでもらう。
『ブレン・ブレン・ブレン』はブラジルがテーマの店らしいのでブラジルのワインなんてあるかな?と思ったが、やはりなかった。
スペインワインで、ボトルに砂を施して葡萄を育てた土壌を表現している「モセン・クレト・クリアンサ 赤」が面白いのでは、と薦められて、決める。
ワインを買いに行く途中、昨年夏の『MARIBAR PARTY』に顔も出さずメッセージもなく、終わって暫く経ってから「儲かった?」「幾らかかった?」などと細切れ短文質問メールを散々寄越して私をぶち切れさせた「質問ご近所さん」からメール。
>久しぶり
>今は表参道に住んでます
>お元気ですか
また「どこにいるの?」「何してるの?」「飲める?」などと一言質問メールに答えるのは面倒臭いので
「すごいところに住んでるねえ。これから渋谷に飲みに行くよ」
と返信。「行こうかな?」「来れば」で終わるかと思ったら「一人?」とか「どんな店?」とか「どこ?」とか、やっぱり質問ご近所さんなのだった。
「電話して」
と返す。
そうこうしているうちに『BAR Blen blen blen』に着く。
G君にお祝い。オープニングレセプションに来られなかった事を詫びて、ワインをプレゼントして、ビールを飲む。
1月23日にオープンして、順調な様子。店内は手作りのブラジル風。
ブラジルは行ったことがないけれど、こんな感じのバールがありそうだ。
カウンター席だとケータイが入りにくく、窓に張り付くようにして話すが途中で何度も切れる。
やっと質問ご近所さんが、自転車で着く。
まさかワンルーム家賃80万円からの表参道ヒルズに住んでないよね?と聞いたら、当然違った。
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02月18日(土)
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