ID:11544
抱茎亭日乗
by エムサク
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■都税事務所,映画『ブロークバック・マウンテン』,『おまた』,激論「オウム麻原裁判 控訴棄却決定について思うこと」
『特に、弁護士』とあったし裁判所の暴挙の方にはあまり触れてなかったね。」

> だから、仮に、国家がそういう方向に持っていこうとしてるのであれば、
> 弁護団は、そうならないで裁判が継続する方向に尽力するべきだ、って思ったわけ。

「私はあの手この手で尽力していたと見ている。」

> 弁護って立場からの視点のほかに、
> 裁判を継続して最後まで完結させるって点にも、もう少し留意すべきだったんじゃな
> いかな、って思ったの。
> 主張ばっかりした結果の空中分解、って感じ。
>
> 別に、国家側に立って書いたつもりも全くないよ。

「私もそんなこと書いてないよ。」

> 弁護側「にも」やるべきことはあったはず、って思って、その部分だけ書いたつもり
> だけど。

「そうだね。その部分だけ、だったね。」

> 国家対国家とか、労働者と経営者とかさ、人対人も、とにかく、こういう違う立場の
> 両者のことって、
> お互いの立場からの主張は大事だけど、それだけを主張しあってたらダメ、って私は
> 思うので。

「そうですね。」

> 自分の取る道、自分のやり方が間違ってると思ってやる人はいないわけで、
> 疑いがないときほど(自分は間違ってないの気持ちが強いときほど)、自分の立場に固
> 執する。
> お互いが、それだけを持ってやりあったら、絶対うまくいくわけない。
> 信念を持ってやることは大事だけど、素人の口ゲンカじゃないんだから、
> 弁護士の立場で果たすべき任務の重要な部分に、
> 麻原弁護そのものだけじゃなくて、裁判の継続って意識も欲しかったって思ったの。

「それは十分持っていたと私は見ている。
そうじゃなくちゃ、やってらんないよ。」

> やり方があまりに子供っぽくて、裁判所に見切りつけられた、って感じがしたの
> (これは感覚的なことだから、ここつつかれても、これ以上言いようがないけど、
> そう感じたから、弁護側について書いたの)。

「『幼稚だ』と言うからには、どんな大人のやり方があったのか教えて欲しいとこ
ろだけど、それはまあいいや。」

> 裁判所に対しても、これは、
> 「ダメだ、こりゃ」的に見切りつけるとか
> 「あっそ。別にいいよ。そっちがそのつもりならこっちにはこういう手があるんだか
> らね」的嫌がらせ
> みたいなことして幕引くもんじゃないでしょ、とは同時に思ったよ。
> でも、相手がこういう手を使わないように、その点にも注意すべきだったって思った
> から、
> 弁護側についてああいう風に書いたんだけど。

「まあねえ。裁判所はなんでもあり、ですからね。
裁判所なんだから法的に真っ当な対応してくるはず、と思ったらダメってことで
すな。
裁判所にとっては弁護士なんて、虫けらみたいなもんよ。」

> ものを考えるに当たって、白と黒に分けて考えるのはわかりやすいけど、
> それだけじゃ、問題点は浮かび上がるけど、解決そのものにはならないと思う。
> 白と黒に分けられる両者は、良くも悪くも相手ナシには成り立たないんだよ。

「全く仰るとおりで。
白黒つけなきゃ気がすまないマスコミが問題点を浮かび上がらせても解決になら
ないし、誘導コントロールされた問題点が浮かび上がっちゃって。
司法もマスコミも受け手も幼稚で成り立つ日本社会よ。」

発言することは大事だと思う。
イベントに参加して問題意識を持っていた私としてはMのメールは嬉しかった。
しかし、なんでこうもワイドショウのコメンテイターやらニュースキャスターやらと同じ意見なのかが不思議。
Mがそんなにテレビに影響されているとは思えないし、自分の頭と言葉で考えていると思うのだが。

Mは、イラクで拘束された3人の若者に「救助の費用を負担させるべき」と言ったこともあって、私は「自己責任」論者かい!と驚いたことがある。(2004年4月26日の日記参照)

よくわからないけど、こういう話はM以外の友人たちとはあまりしないので、面白い。

03月29日(水)
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