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抱茎亭日乗
by エムサク
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■千秋さんとK叔父,二木会「流通大再編 序章から本番へ」,『暫』,『炭火串焼 東方見聞録 かくれ伽』,Coffee or Tea?
T叔父の京都旅行の話、母の話。T叔父親子のパートナー探しの依頼を受ける。
それはいいんだけど「これがね、いないと」と小指を立てるのは、今時やめた方がいいと思うが。
「京都旅行でナンパとかしなかったんですか?」
「まあ、ちょっと話をしたりしたけど、それはその場限りだから」
そんな話をして24時過ぎ、池袋駅でT叔父と別れ、ちょっと歩いたら
「コーヒーでも飲みませんか?」と、とてもキレイな顔のサラリーマンらしき男性に声を掛けられる。
「いや、特に…」と言って歩き続けたら
「そうですか」と言っていなくなってしまった。
あらら、しまった。と歩みを止めずに思う。
何故あんなキレイな男の子が私に?営業か?
ああ、気になる!とついに立ち止まって振り返る。
もうかなり距離があるし、どれが彼やらわからない。酔っ払ってるし。
もう!私はコーヒーは嫌いなんだよ。
「お茶でも」と言ってくれたら行ったかもしれないのに!
ん?行くか?恋人がいるのに?いかんいかん。
いや?いけないのか?なんで?ナンパだから?いいじゃん。
これはリサーチ。フィールドワーク。
彼に言えないようなことをしなければいいのであって、お茶飲んで話するぐらいいいではないの。
しかし、こんなことはもうないかもしれない。ああ失敗!
暫く男の子のキレイな顔を思い出しながら考える。
並んで歩きながら、近寄って私の顔を覗き込んだ。
「特に…」と言う私を間近で見て向こうが「あ、失敗。退け退けー」と思ったのかもしれない。
もっと積極的に出たかったら隙はあったはず。
話は続けられたであろうにそうしなかったのは「そこまでするほどではない」と判断したからだ。と今回は納得する。
よし、次は否定から入るまい。
「コーヒーでも飲みませんか?」「どこで?」これで行こう。
不思議なのは昨年4月4日にギネス君にナンパされた時も、同じモスキーノのフリンジスカートを履いていたこと。
あれは何か惹きつけるものがあるのだろうか。
01月19日(木)
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