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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■009 Insight
混乱: 真光は、見えないように隠された構造の中に、カメレオンのような性質と多面的な階層を持っている。もしある信者が教えの中に矛盾を見出したら、「霊的成長が足りない」とか、「文化に基づいた誤解をしている」とされる。代わりに、もし教団に対して批判がむけられたら、邪神が悪い霊を使って神の唯一の宗教を破壊しようとしているとされる。もし、元信者が教団との関わりに疑問を持てば、それは霊的に邪魔されているとされ、邪霊に支配され、正しい道に背を向けているとされ、または「神の光」や「神の支配」の霊的圧力に耐えられなくなったとされる。インターネットを含むメディアは、悪の力によって操作されているとされる。信者にとっては、それらから遠ざかることが、邪霊に操られず、汚されないようにするための最も良い方法とされる。
二つの教団の興味深い違いの一つは、元の真光(S界真光文明教団)は非常にオープンであり、インターネットをその宣伝に利用しているが、○○真光は逆で、プラグを引き抜いている(インターネット上での宣伝はまったくしていない)という事実である。
教団内でもし誰かが亡くなると、その人はスの神によって呼ばれ、岡田良一氏(今は彼自身が神とされている)とともに霊の世界で人類の救済のために働くのだとされ、または、その人はその人自身と家族の罪と穢れを究極の犠牲(命)によってあがない、きれいになって神に近づいたのだとされる。信者にとっては、魂が消滅するという恐怖は現実のものであり、もし彼らが真光を実践することによって清まることがなければ、神に見放され、再び生まれ変わることができないという。このようなことが信者の間では広く信じられている。
一時期○○真光に所属していた「オウム真理教(アレフ)」の新實智光の証言
http://www.egawashoko.com/menu3/contents/00092101.html
一部抜粋
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...オウムに入るまでに、高校時代2度信仰宗教に関わった。病気が治るという宣伝があったので、顔の傷も治るのではないか、というのが動機だった。一度は、手かざしで知られる○○真光。半年から1年ほど続けて、辞めた。
「自分に変化が見られなかったのと、その教義の中に受け入れられないものがあったから」
「受け入れられないもの」とは何か。
「悪人、悪霊は抹殺され、神の御心にかなった者だけが生き延びる、一種の選民思想があった。いくら悪い人であっても、輪廻転生もできない状態まで完全に抹殺しようというのは、神のエゴ。神々の寛容が必要だと思った」...
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もし信者が経済的な損失を被ったら、それはあがないとか清浄化とか呼ばれる。真光は教える:過去生で起こったことを反映して現在の状況が生じているのだから、と。神は、負のカルマの輪廻を断ち切るために、過去生の罪と穢れに満ちた状況を正す機会を与えつづけているのだという。どんな場合でも、岡田良一氏の教えに基づいた適切な答えが用意されている。理性的な精神は沈み、独特の安心感の中に陥り、または、生きている現実に対してまっさらな麻痺した状態になってしまう。教団の指導者は、出来事がなぜ起こるのかについて、無数の説明を考え出すことができる。岡田氏は自分が人類の救済者であり、真光は唯一本当の宗教だと宣言したので、教団の幹部たちは彼の教えに基づいている限りどんな説明でも考え出す権限をもっているとされる。彼らは結局は、彼ら自身と教団を守っているだけである。
結論: もしある人が真光教団に入ることを考えているのなら、それはそれで民主主義における権利であるが、私たちがその人に強く望むことは、たくさんの情報に触れて欲しいということである。また、客観的な精神を保ちつづけるように努力するよう望む。そうすれば、その必要(教団に入る必要、居続ける必要)がなくなったときに感じる痛みを減らすことができる。
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02月25日(火)
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