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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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【解説】リクルート事件江副被告判決の前日の教示である。逮捕された国会議員(藤波孝生など)が崇教の大祭で来賓祝辞を述べていることが、昨年よりネット上で追及されているが、それに対する苦しまぎれの反論である。村上正邦は、過去に何度も大祭で来賓祝辞を述べているが、結局何の“ご利益”もなかった。
<読売新聞>[2003年5月20日16時17分更新]
「参院のドン」村上元議員、実刑判決に表情厳しく
「自己の社会的責任に余りに無自覚、かつ無反省」――。東京地裁で20日、開かれたケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)事件の判決公判。中谷雄二郎裁判長は、自らを支えたマンモス財団から、ためらうことなくわいろを手にした元参院議員・村上正邦被告(70)を厳しく指弾した。苦学しながら「参院のドン」にまで上り詰めた村上被告は、神妙な面もちで実刑判決に聞き入った。
午前10時前、東京地裁104号法廷。紺のスーツにネクタイ姿の村上被告は、いつものように合掌して入廷し、中谷裁判長と向き合った。
裁判長から「被告を懲役2年2月に処する」と告げられると、裁判長に少しだけ頭を下げ、弁護側の前の被告席に静かに座った。判決理由が読み上げられる間は固く目をつぶり、険しい表情を変えない。
「幼少のころより炭鉱で働いた被告が職人大学(現ものつくり大学)の設置を推進したのは、苦学した経歴に裏打ちされた政治信念を背景にしていた」。朗読が情状部分に進むと、目を見開いて裁判長に視線を戻した。
判決言い渡し後、再び、裁判長と傍聴席に向かって合掌した村上被告。弁護人は閉廷後、「元理事長の供述のみを根拠にした不当な判決。客観的な証拠をもっと分析して欲しかった」と不満を口にした。一方、東京地検の笠間治雄・次席検事は「国会議員による汚職を厳しく断罪し、同種事案の再発防止のための警鐘を強く鳴らしたものとして、意義深い」とのコメントを出した。
◆「靖国参拝」が日課◆
村上被告が、古関忠男・元KSD理事長(82)と知り合ったのは1990年11月ころ。中小企業振興を掲げる古関元理事長に協力を約束した村上被告に対し、KSDは92年の参院選から、選挙運動を全面支援することで応えた。
参院選の比例名簿順位を上げるための自民党費肩代わり、パーティー券の大量購入、そして、私設秘書給与の負担。検察当局が確認したKSDの利益供与額は、わいろも含めて3億円を超えた。
しかし、全面無罪を主張した村上被告は、贈賄を認めた古関元理事長について、公判で「思い込みの激しい方。昵懇(じっこん)とか懇意ということはない」と表現。KSDからの様々な支援についても、「秘書から何の報告もなかった。事件があって初めて知った」と、自らの直接的な関与を最後まで否定し続けた。
関係者によると、村上被告は最近、新たに都内に事務所を借り、靖国神社への参拝を日課にしているという。事件については多くを語らないが、ものつくり大学の話題になると、「学生にはかわいそうなことをした」と漏らすことも。政界復帰は考えていないものの、「この国難の折、お役に立てずに申し訳ない」と議員辞職に悔しさをにじませることがあるという。
事件の舞台となったKSDは今月1日から、中小企業災害補償共済福祉財団(あんしん財団)に改称し、新しいスタートを切った。
最盛期で107万人いた会員は事件をきっかけに次々と脱会し、現在は51万人に半減した。改称を機に、会員の資格を従来の中小企業経営者だけでなく、その従業員にまで広げたが、不況の影響で会員数が増加に転ずる気配はない。財団企画広報室は「今はまだ、事件を振り返る余裕はない。とにかく会員第一主義だけを考えたい」と話す。
◆事務所家賃をわいろ認定…政界に警鐘◆
【解説】票とカネを丸抱えする巨大財団と、その目指す施策を実現しようと奔走する政治家。KSD事件は、「良識の府」であるはずの参院と、中小企業の支援をうたった「公益法人」との癒着を浮き彫りにした事件だった。
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01月20日(火)
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