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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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萩原真、大久保弘一、は昭和二十三年六月結成された千鳥会の中心メンバーである。萩原真は満州の日高見農場に住み込んでいる内に霊能が発揮され、昭和七年一旦帰国後小田秀人等の指導で物理霊媒の才能を発揮し始めたのである。萩原真は日月神示《まつりの巻》の四十九人の御筆先を渡された一人である。
大久保弘一は参謀本部付きの軍人で、二、二六事件の折は決起軍将兵に呼びかけた《兵に告ぐ》《今からでも遅くない》の起草者である。 軍のプロパガンダの担当者であった。 千鳥会の機関紙「千鳥」では篁智明と名乗っている。
萩原真も戦後九十九里でしていた鰯の魚油の精製や製塩の仕事が、昭和二十三年九月のアリオン台風で財産を全て失ったりして大変な苦労したのだが、その前後東京の心霊相談所に所属して、元神政龍神会の塩谷信男医学博士と組んで昭和二十三年六月心霊研究団体《千鳥会》を発足させて、現在の宗教法人《真の道》として到っている。
千鳥会自体の霊的な本源が紅卍会に在り、紅卍会の五教同根(基、仏、回、道、儒)の思想を継承して昭和二十三年頃のフーチの神訓に、
《大和の国、神の国雛型なるにより、外つ国根の国にあれませるもろもろの事共ことに雛型なし大和の国におはすものなり。 宇内に五教あり、天に五気あり、地に五行あり、人に五臓あり、五体あり五感あり。 凡て同じきみの力の現われなせるものなり。外つ国の五教、大和の国に姿をうつして五つの教えと現はれしなり。 (大和の五教とは、天理、大本、黒住、金光、御嶽)五感別々ならざる如く五教亦一々のみにては全くからざるなり。 誠なる爪と牙のとの不用なる神の国のみ姿は、五教一に示されたる五にして五にあらざる一にして五なる直の教えなり真の道なり。、、、、》
中田武雄と大久保弘一は親類関係があったという。中田武雄(華風)成城に住み真の道の《キの宮》というのを、奉祭していた。昭和三十五年六月、岡田光玉の審神をしたのは、成城の《キの宮》に於いてである。
千鳥会及び真の道の機関紙上では岡田光玉(良一)の名を見つける事は出来なかった。初期には千鳥会に生長の家や救世教から信者が流れ込んだが、岡田光玉はもっと後に知って、昭和三十年以降に軍人ルートで真の道協会の方に繋がりが出来たのであろう。
霊的な事柄に興味の在った軍人達がかなり千鳥会に集まっていた事実がある。 岡田光玉のその一人だったと考えられる。
参考文献を入れるのを忘れていました。
戦時中の右翼の動向は、「ユダヤ問題と裏返した日本史」三浦一郎、八幡書店から復刻版有り。が参考になります。
真の道に付いては「真を求めて」萩原真 「飛翔」萩原真追悼集が参考になります。真の道全般に付いては、「人間の幸福」が参考になる。教団本部で購入可能です。
真の道協会寄りの情報は、「霊は生きている」塩谷勉 地球社 平成元年 著者は塩谷信男博士の弟で故人、矢野祐太郎に会った思い出等の記述有り。
小田秀人に付いては「四次元の不思議」潮文社 前記の文は大体この辺を使いました。
大概は国会図書館で閲覧出来るでしょう。http://webopac2.ndl.go.jp/
千鳥会機関紙 「千鳥」は3冊「真の道」は約3年分「まこと」は全部?入っていたかな。 「真光」は昭和四十四年から入っていたような、ギラギラした表紙が印象深い。
「真の道」誌をコピーして持っていたら、岡田光玉の説経の元ネタが入っていたらしくて、驚かれた事が有りました。フの言霊の吹き寄せ吹き分けとか、台風よけの話等、塩谷博士が執筆した論文から全部移している訳ですね。(台風よけの話は紅卍会が元ネタ)ヨの御霊も元ネタは「千鳥」第7号塩谷博士が執筆した「龍神物語」から移しただけですね。 アカナヒ、カラマラとか真光資料の文脈では意味不明ですが、千鳥会ではちゃんと解説されている。 (この号は国会図書館には架蔵されていない。私所有)何所から引いてあるか知っている人間から見れば、真光の教説はお粗末極まりない物です。
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04月16日(金)
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