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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■古い記事 サンデー毎日1974.10.20
れどころか、食事をとろうともせず、父親が無理やり口に押し込むと丸ごと飲んでしまうので、
食べさせることもできない。部屋の中を走り回ったかと思うと、突然バタッと倒れる。いつもは夜十時前になると床に就くのに、午前零時近くなっても寝ようとしない。
無理もない。体温をはかると三十九度から四十度。翌日、翌々日もいっこうによくならず、両親はワラにもすがる気持で祈とう師に悪霊を追い払うようお祈りをしてもらう始末。
十月一日になって、いくぶん平静に戻って来たが、心身ともにすっかり衰弱し、両親はいまだに半狂乱状態が再発しないかとおびえている。
母親(四六)は「娘は心身ともに健康で朗らかだったのに」と涙を流す。
一方、道場側は「全く、心配ありません」――まるでソッ気ない。
稲留道場長は、
「A子さんにはタチの悪い悪霊がとりついていましてね。その証拠に他の四人は簡単に術が解けているでしょう。タチの悪い霊を追い払うには時間がかかりましてね。
それを、術を解く途中で父親が無理やり連れて帰ったものだから、あんな事態になった。私らにまかせておけばよかったのに」。さらに続けて「人の体内には大なり小なり霊魂が宿ってましてね。
それが、不幸とか病気の原因になっているんです。だから、霊魂を取り除けば、不幸も病気もなくなるわけで、現に精神病や胃ガンを治したこともあるんですよ。
この心霊術は一般に思われているようなものと違って非科学的ではない。米国やソ連では心霊の研究所が設けられ、研究が進められている。日本が遅れているんです」
442 名前:439 投稿日:04/04/08 16:54
教祖の岡田光玉師が教団を創設して十五年。現在は日本だけでなく、パリを中心に欧米十カ所に道場が設けられ、信者は三十万人以上を数えるという。
■小中学生でも“術者の資格”あり?
広島小修験道場をのぞいて見ると、祭壇が設けられた二十畳ほどの広さの道場を主婦、OL、高校生らが埋めつくさんばかり。信者は入って来ると、まず祭壇に合掌(がっしょう)して大きな声で
「お願いします」。すでに、術に取りかかっている者から、「お願いします」の声が返る。二人がペアになり、さっそく術の開始。同級生らしい高校生のペアの例――。
真正面で向き合い、一人が相手の額の高さで右手をかざす。約七、八分間。突然、術をかけられていた者が“ウーン”という声をあげたかと思うと、畳の上を転げ回り始めた。
術者はその後を執ように追い、額の前に手をあて続ける。転げるのは霊が浮き出ているからで、本人の意思ではないという説明。
十分ほどが過ぎ、転げ回るのを正座させると、術者が「静まれ」「静まれ」と連呼。すると、またたく間に元に戻ったから、やはり不思議としかいいようがない。
こんなにスムーズにいけば、それほど問題はないのかも知れないが、A子さんのような“タチの悪い霊にとりつかれているケースも少なくない”ということ。
となると、よほど慎重を期さなければ、やはり危険はついてまわる。術者も十歳以上の者なら“術者になれる資格”が与られるそうで小、中学校生の信者も多いという。
広島道湯だけでも小、中、高枚生を合わせると三百五十人近くにのぼり、術者も三十人近くいる。こうなってくると、やはり問題は残る。
■“情緒不安定“をきたす恐れがある
警察、教育委員会はいまこの“危険な遊び”ブームに頭を痛めている。だが、どんな形で広がっているのか、実態がつかめないだけに手の打ちようもない。
大前行雄・広島県警防犯少年課長は「術にかかっている間にけがをしたり、非行を犯したりしない限り、現行法ではどうしようもない。精神傷害罪という罪名でもあれば別ですが…」。
一方、広島県教委は各学校に実態調査を指示したが「児童、生徒にやめるよう言っても、どれだけ説得力があるのか疑問」と対策に手を焼いている。
443 名前:439 投稿日:04/04/08 16:59
この心霊術ブームに広島大総合科学部の久保良敏教授(心理学)、同大医学部の野村昭太郎講師(精神科)は、それぞれの立場から警告する。
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10月05日(火)
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