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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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七億円余の横領を告訴
中外日報、昭和57年9月8日の記事の小見出しである。宗教法学会の大野正男弁護士の、この事件に関する研究発表は、前出の通り、「ご神示」という本来裁判になじまぬものを、裁判所が代表役員(巷でいう教祖)の後継者の証拠として提出された場合、どのように対処したか。これについてであり、金銭については触れられておりません。
しかし、中外日報の次の記事を読みますと、ご神示など吹き飛ぶ、金銭に対する異常というか、世俗そのものだから正常というか、悪徳金融業者顔負けの修羅場があった事を察するのであります。
中外日報、昭和57年9月8日
次のような書き出しで始まる。そのまま抽出がわかりやすいと思う。参考として「預金名義変更図」が掲載されている。
「七億円余の横領を告訴」
「昭和52年2月24日に東京地裁の本案判決、同3月31日に東京高裁の仮処分と勝訴した関口教え主は、念願の本部(田園調布)に戻り、教団を一本化し、教団使命遂行に邁進せんとした。」
*関口氏サイドだから、「邁進せんとした」という表現なのだろうが、裁判の事実経過の論述は、このシリーズは裁判所サイドの資料と照らしても、いささかのくるいもない。だから、「宗教関係判例集成」(第一書房)という本来、司法関係の基礎資料集でも、本件の参考文献として、今掲げる「中外日報」のバックナンバーを出しているのである。中外日報の内容がめちゃめちゃだったら、「判例集成」には紹介されない。
「しかし、それまでの2年半に、教団は恵珠氏およびその側近の完全な”私物”と化しており、荒廃をたどっていた。」
「初代教え主の死後、恵珠氏とその側近は、すぐに教団の印鑑および会計帳簿、預金通帳、預金証書、組み手名簿(信者名簿)等の重要書類を関口教え主に渡さず、事実上支配していた。」
*「2代は関口さんに」という初代の遺言を、恵珠は自分の口でいったんはおおぜいの幹部に申し渡したにもかかわらず、その後豹変したのは、”預金通帳”を渡したくない。この部分をみていかないと明らかにならないだろう。
「あまつさえ、虚偽の代表役員登記ばかりか、教団の預金も教団代表役員岡田恵珠名義に変更してしまい、重要な教団の財産を、ほしいままに管理支配していた。」
「そしてこれらの偽装の事実は、三十万組み手に何ら知らされることがなかった。」
*この部分は、「信者に知らされてないぞ」の部分は、関口サイドがくりかえし「中外日報」というメディアで叫んでいる訴えである。この方正直だと思います。このような部分では。そういう宗教トップはあまりいないのではないですか。隠すばかりで。
「昭和52年4月6日、東京高裁の判決にもとづき関口教え主の委任を受けた弁護士、執行官は教団本部で恵珠側に、教団財産の引き渡しを求めた。ところが本部からは、既に帳簿類等の重要書類から什器備品に至るまで、めぼしい物は総て持ち去られていた」
*「夜逃げ屋」という映画のワンシーンを連想させる。執行官が行ったら、什器備品に至るまで、めぼしいものはすべて「夜逃げ屋のように」持ち去っていた。というのがなんとも。宗教とは思えませんな。恵珠もからくさの風呂敷に、めぼしいものを一杯つめて運び屋を手伝ったのでしょうか。よいとまけ精神ですな。
教団の金の名義変更は複雑だ。が、裁判の結果と連動してコロコロ名義が変わっていくことに注意。中外日報の説明図によれば、昭和52年3月10日新設の「世界本山御造営奉賛会」の名称で29億5000万円の口座があった。通帳の代表は「高橋美枝子」 この女性は警備部長・友森清晴(関口氏によれば、甲子を操るフィクサー)の娘であると。そして「組み手(信者)ですらない」手かざしなど信じてない女性ということか。関口氏は信じているから2代を主張するのであって、「組み手ですらない女性」という言い方も無理はない。
29億5000万円は通知預金であり、
通帳NOは、No960−088
No960−054
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04月17日(土)
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