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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■崇教真光と考古学 その4(批判2)
 7〜10段あるという階段状構造ですが、これが仮に本当にあったとしても、縄文時代に行なわれた整形とは限りません。縄文土器が山から出ていると言っても、採集された地点と地層が階段状構造のある場所と違うのですから、当てになりません。1つの場所で、複数の時期に渡って生活の痕跡が残る複合遺跡はよくあります。
 個人的には今の状況なら、昔の農民が山腹斜面に棚田を作った、というような可能性でもいけると思います。山の斜面に畑地を作るため地形整形を加えるのはよくある話ですしね。また、レーダ探査をしたのはごく一部の箇所ですから、この階段状整形が全山を巡って行なわれていたという保証は実はありません。たまたま昔の棚田の部分を探査してしまったのかもしれません。
 この疑問を解決するには、実際に階段状構造があるとされるポイントを発掘するほかないでしょう。そもそも本当に階段状構造面が検出されるのかという懐疑もハッキリしますし、その地層面から縄文時代の遺物が見つかれば、初めて階段状構造整形時期が縄文時代であるという推測が可能になると思います。
 黒又山は科学的調査のメスが入ったから縄文時代のピラミッドだという認識が広まっていますが、改めて考えてみると、黒又山が本当に階段状のピラミッド構造をしていたのか、していたとしてもそれが縄文土器の採集された時期と一緒なのかということは、いまだ証明されていないダークゾーンの段階と言えます。


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 黒又山に限らず、日本ピラミッドの築成・使用年代を縄文時代にもっていく傾向が強いですが、それには恣意的なバイアスがかかっており、批判的に目を向けていく必要があるでしょう。
 また、そこにある「岩石祭祀遺構」も本当に「祭祀」に用いられていた「遺構」だったのか、仮にそうだったとしても、それは日本ピラミッド築成時期と同一の時期に使用されていたものなのか、ということを綿密に調べ上げていく必要があるでしょう。
【書込み者より】環太平洋学会が黒又山に関する調査報告書を複数出版しているが、青森県埋蔵文化財調査センターのdata baseには一切収録されていない。また同学会の機関誌が所蔵されている大学図書館は、国会図書館と学会長の勤務する同志社大学図書館だけである。他の研究者から評価されていない。
www.ao-maibun.jp

◇ 人類の起源はアジア!?――アフリカ説が優勢
国立科学博物館HP
www.kahaku.go.jp/special/past/japanese/ipix/1/index.html

●茂原信生氏研究業績 www.pri.kyoto-u.ac.jp/report/2001tenken/SHIGE.HTM
 ミャンマー中央部のポンダウン地域の中期始新世末期(約3700万年前)の地層で発掘調査をおこない,多数の霊長類化石を発見した。これらの霊長類は始新世に繁栄した化石原猿類と漸新世以降に進化した真猿類のちょうど中間的な形態を示しており,真猿類のアジア起源説を支持する証拠として注目されている。Pondaungia(Shigehara et al., in press),Amphipithecus(Takai et al., 2000b),Myanmarpithecus(Takai et al., 2001a),Bahinia(Takai et al., 2000b),そして未記載の2種類の霊長類(Takai et al., in prep.)を発見している。
 さらにこういったミャンマーの初期真猿類化石に基づいて初期真猿類の進化に関する複数の論文を発表した(高井ほか,1999;高井,1999;2000)。またポンダウンの霊長類化石の体重推定に関する論文(江木ほか,印刷中),ポンダウンの地質年代に関する論文(Tsubamoto et al., in press),ポンダウンの新種の奇蹄類化石に関する論文(Tsubamoto et al., 2000a, b)を共著論文として執筆した。

◇ ベトログラフ(岩刻文字)の発見――岩のひび割れ?
 ペトログラフを妄信する人達は、我国で漢字渡来以前からシュメール文字が使われ、岩石に書いていた、と言っています。岩石に書くのなら、石器・土器・鉄器などにも書いたはずですが、そのようなものは当時の遺跡・古墳から全く発見されていない。結局は岩のひび割れを文字だとごじつけているようです。


[567]崇教真光と考古学 05/10/06 14:19 9Hqd6qPk93
崇教真光中級研修テキストE版(2002年改訂)
P54

270〜250万年前 最古の石器エチオピア(ハダール)

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09月26日(月)
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