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暴かれた真光日本語版
by 日記作者
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■095 judge
 これまでの裁判では、いずれも”ご神示”について、その文意が一義的に明白でないとされ、通常誰が読んでも、ニ代の指名を記載されたものであるとは、理解できないとされ、恵珠氏の主張が退けられてきた。

 ”ご神示”の文意について考えると、恵珠氏等は”ご神示”と称するメモの文中に、「ヨのみ霊もちて娘に与えよ」とある一節、のみをよりどころに恵珠氏の二代指名を主張し、極めて晦渋な宗教上の教義およびその解釈を陳述している。

 この一節は初代教え主が「御聖地と地震関係、噴火の件と造営着手御伺い」として書いた”ご神示”の中の一部である。

 「上スワの方 位山 しばし様子みよ
 神守り丈け秘かにここそのまま
 ヨ丈けまず持ちて み霊でよい一つ娘いそげ此地時を待てしばし見よ」
 …………………………………………………………………………………… 
 「クライ山、思い出さしめん為 しばし仮にヨ丈け秘かにもちて
 (ヨのみ霊もちて娘に与えよ)間に合わず此地時をまて」
 
 この二つの文章が同一の趣旨で書かれていることは恵珠氏も供述で認めている。

 この趣旨を関口教え主は「ここ(熱海)をそのままにして、本山建立はすぐにはできないだろうから、とりあえず神守り(み霊代)だけまつり、熱海に三つある宮のうちヨ宮のみ霊だけ一つもって、娘に急いでクライ山の方にいかせなさい、この地(熱海)での建立はしばらく待ちなさい」という意味であると解釈したが、これは通常の文意として充分理解できる。

 他方、恵珠氏は「ヨのみ霊をまず娘にかけ与えなさい」という趣旨であり、「ヨのみ霊」とは教義上教え主をさすのであり、従ってそれは二代指名になるとの解釈をしている。

 この解釈には、次のような疑問がある。ヨのみ霊が二代教え主の地位をさすということ自体が独特の教義解釈であるうえに、そう解釈するとすれは何故「ヨ丈け」という表現になるのか、「神守り丈け秘かに」とはいかなる意味になるのか。特に「ヨのみ霊」が二代教え主をさすとすれば「み霊でよい一つ娘いそげ」という表現は、その趣旨が理解できなくなる。また「クライ山思い山さしめん為」「しばしヨ丈け密かにもちて」という前文との関係も「間に合わず此地時をまて」という後文との関連も不明になってしまう。

 しかも、普通に判断すれば、”ご神示”にはまさに「御聖地と地震関係、噴火の件と造営着手」のことが書かれているわけで、ここに突如として「ニ代教え主に娘を指名せよ」等と書いてあるというのは文脈としても唐突である。

 こうしてみると”ご神示”についての恵珠氏の主張は、ニ代指名とは無関係なものを、故意に宗教上の教義教理による粉飾を加えて、あたかも二代指名に関係あるもののごとく曲解したものでしかない。

 このように裁判所に提出された”ご神示”をみても、「(ヨのみ霊もちて娘に与えよ)」なる文章が二代教え主の指名とは、無関係であることが、極めて明らかである。

05月28日(金)
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