ID:104147
龍神様のささやき
by 龍
[261377hit]

■七夕
昨日7月7日は七夕でした。七夕は、日本にある五節句のうちの一つですが、皆様も年に一回、七夕しか会えない織姫と彦星の話はご存知かと思い、恋のご相談を頂く事が多い状況からも、「恋人と一緒に過ごしました、あるいは一人で・・・」といったご連絡を沢山頂きました。

そもそも、どうして七夕で「たなばた」と読むのか、古くは棚機(たなばた)と表記され、中国の行事であったものが奈良時代に伝わり、元々日本にあった棚機津女(たなばたつめ)という伝説と合わさって生まれたものと言われています。
この棚織津女の伝説は、村の災厄を除く為、水辺で神様の衣を織り、その降臨を待つ棚機津女という巫女の伝説となり、「たなばた」の語源は、この巫女に由来する部分がございます。

さて話を元に戻すと、織姫星(織女星)は機織の上手な働き者の娘であり、また夏彦星(彦星、牽牛星)も牛追いとしてとても働き者でした。そんな二人の働きを見て、織姫の父である天帝も結婚を認め、めでたく夫婦となり楽しい生活を送る事となりました。
しかし、その生活が楽しすぎて、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなってしまった為、それに怒った天帝は天の川を隔てて二人を引き離してしまいました。その中で、また一生懸命に仕事に精を出すならば、という理由で、年に一度七夕だけ会う事を許された物語となります。

上記のお話を現実に合わせてしまうと、少し夢心地に欠けてしまうのですが・・・
私がいつも、彼や彼女、恋愛が目標にならず、あくまでもご自身の人生における目標を持たれる事が大切に・・・とお伝えしているように、気持ちを傾け溺れ過ぎてしまうと、皆様自身が苦しい立場に立たされてしまう恐れがございます。
折角人の事を好きになり、お付き合いの機会があるならば、辛かったり苦しく切なくなってしまよりも、やっぱり楽しく、喜びに溢れた関係で毎日を過ごして頂きたい。と思っております。

織姫と彦星ではございませんが、皆様自身が仕事や趣味等、自分の目標を持ち頑張られる事によって、その出会いが自然と巡ってくるとお見受け致します。ただその事に溺れてしまう事の無いよう常に自分を持ち、これからも日々の精進と努力を重ねて頂ければ幸いです。
07月08日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る