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龍神様のささやき
by 龍
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■憎しみの気持ち・・・
誰もが、憎しみの気持ちを抱いた事があるかと思います。
(もちろん、私にもございます。)

あれだけ彼(彼女)に尽くしてきたのに、いとも簡単に振られ
た(裏切られた)、仕事でのミスを押し付けられた、お金を
貸したのに返ってこない、バカにされたなどなど・・・・・。

その都度、「私(俺)が何をしたって言うの!」「こんなに苦し
んでるのにあの人は楽しそうにやっているかと思うと、心の
怒りが治まらない!」「なんで俺(私)がこんな目に・・・」という
気持ちが心の中から沸き起こり、感情を抑える事が出来な
くなってしまうかと思います。

ある女性のお話ですが、自分を振った彼への憎しみ、恨み
がなかなか拭い去れず、その事を思うだけで夜も眠れない
本当に、苦しい日々を送っていました。
しかしその後、仕事や習い事を「これでもか」という程頑張り、
日々を忙しくされて、思い出す暇も無いくらい努力された事
で、憎しみも少しずつ無くなっていく事ができました。

そして、ここに一つの言葉がございます。

わたしをののしった、わたしを笑った、わたしを打ったと思う
者には、憎しみ(怨み)は鎮まる事が無い。しかし、憎しみは
憎しみによっては鎮まらない。憎しみを忘れて、はじめて憎
しみは鎮まる。
屋根のふき方の悪い家に、雨が漏るように、よく修めていな
い心に、貪り(むさぼり)の思いがさしこむ。

本当にこの通りで、相手を憎めば憎むほど、その気持ちの
分だけ逆に自分が苦しみ、辛い思いをしてしまいます。

憎しみを忘れ、自分の心を落ち着かせる事はなかなか難
しい部分がございますが、もしその気持ちが自分の中にある
もしくは芽生えつつある時には、是非、毎日を忙しくされて、
雨が漏らないよう、心の屋根をしっかりと保って下されば幸い
です。
04月18日(月)
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