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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.20:舞い降りた天女

熊野水軍の頭領に直談判しに、いざ本宮へ。
1周めと同じく将臣君が一行から離脱して、敦盛君が神域の結界に拒まれて、源氏への協力を断られて。
新たな展開があったのは夜でした。
三草山でも聞こえてきた、例の笛の音。澄んだ音色に誘われるようにして外へ滑り出てみれば、案の定それは敦盛君の奏でる楽でした。
敦盛君以外に考えられないよね。名笛が戦火に焼かれることを惜しんで、今や敵地に等しい京へと身の危険を顧みず来たくらいだし。
螢の飛び交う中で美しい音色に耳を傾けていると、不意にうめき声を上げて敦盛君が苦しみ出します。
な、なんの発作デスカー!?

敦盛「神子、大丈夫だ、大丈夫だから――お願いだ、私にかまうな。
腕につけたこの鎖だけでは……自分をいましめることもできない」

かまうなと言われても、こんなに苦しがってる人を放っておくことなんかできませんって!(まして敦盛君は細っこくて体力なさげだし)
望美ちゃんは龍神の力を借りて敦盛君を介抱します。
おや。よく見ると敦盛君の瞳の色が赤に変わっていますね。普段は髪の色と同じ紫なのに。
龍神の力が良いほうに作用したのか、やがて発作が治まって絆の関突破。

さてさて。この発作、どうやらただ事ではなさそうです。
本人の言葉によると、発作の最中は『痛みと渇き』があるようなので、どことなく負の、呪いめいた力を連想させますね。平家が怨霊を生み出すことと何か関わりがあるのでしょうか?
五行の力を使って怨霊を生み出す媒介にされていたとか、怨霊に同調しやすい体質だとか……敦盛君自身が怨霊に近しい存在であるような、そういったイメージを抱かせるエピソードです。
ためらいがちに「お休みなさい」と言ってくれた敦盛君の微笑を見ると、なんとか楽にしてあげたい気持ちに駆られますね。


ところでヒノエ君が戦闘開始時に言う「補陀洛浄土へ送ってやるよ」。
補陀洛浄土ってなんだろう、と思って調べてみました。

・熊野の海は、遠く黄泉の国に通じるという海上信仰がある。
・補陀洛浄土(ふだらくじょうど)とは観音浄土をさし、熊野の海の彼方にあると信じられている。
・補陀洛浄土での往生を願って船出することを「補陀洛渡海」という。
・那智の浜は、その昔は「補陀洛の浜」と呼ばれ、補陀洛渡海の地として知られている。
・かつて那智の浜には朱塗りの鳥居があり、江戸時代の補陀洛渡海の儀式では、その内側は生者の世界、外側は死者の世界とされていた。

熊野は地上で最も黄泉に近いという神聖な土地。そこから浄土へ旅立つ……。なるほどヒノエ君にはぴったりな台詞です。
先生の「古来征戦幾人か回る」といい、けっこう細かいところで良い仕事をしていますね制作スタッフさん。


間章 紀ノ川、紅葉の吉野


新たな章が出現しました!
熊野からの帰り道、一行は吉野を通って京へ向かいます。
ここで将臣君が約束どおり再び合流。今度は吉野の里まで一緒に行ってくれるとのこと。同行期間が短かった1周目と比べると。将臣君の存在感が3割り増しですね♪
ちょっと寄り道して紀伊湊のほうに行ったところ、平家の軍船がたくさん停泊していて、吉野の里は反対方向だぞと言われ、それでも紀伊湊へ入ろうとすると「おまえ方向音痴すぎ」という呆れ声と共に将臣君との絆が目減りしました(笑)
そっかそっか、還内府だもんね。望美ちゃんたちはそのことを知らないから、だからこうして一緒にいられるんだもんね。


袖振山にて。
きつい道が続き、少しお疲れのご様子の朔ちゃん。そんな妹に気づいた景時さんは、あえて自分が疲れたかのように振る舞って休憩を提案します。朔ちゃんは我慢強いというか頑張り屋というか、自分から疲れたとは言い出さないだろうからね。優しいお兄ちゃんだなぁ……!
このやりとりで景時さんの株が急上昇しましたよ。お兄ちゃんカッコイイよ!
兄は兄でも鎌倉にいるアイツとは雲泥の差だね!

休憩中、皆の傍から離れて一人でどこかへ行く九郎さん。
後について行ってみると、剣の鍛練をしていました。旅程の最中でも稽古を欠かさないとは勤勉ですね。感心しちゃいます。

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03月30日(日)
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