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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.19:穏健派な経正さん
三草川で敦盛君を拾いました!(そんな意気揚々と報告するようなことでは……)
助けたんでなく、拾ったのです。だって道端に転がってたんだし、攻略本にも<敦盛を拾う>って書いてあるしネッ!
しっかし彼ほどの身分の子を戦場で放置とは、惟盛が連れてきた部隊は怨霊しかいなかったんでしょうね。怨霊部隊の中に一人だけ人間が混じっていたもんだから、源氏軍は「アイツが怨霊を操っているんだ!」と一斉攻撃したのかもしれません。痛々しい様子です。
望美ちゃんの発言によって、山ノ口のほうが空っぽの陣で、本物の平家の陣は鹿野口にあると突き止めた源氏軍。
三草山を越えて鹿野口を攻めようとしたのですが、山頂で突如炎が上がって混乱状態に。
この火攻めは還内府の采配によるものでした。山頂で源氏を足止めして、それで引き上げてくれればいいという思いから出た方策のようです。
山ノ口の偽陣を見破ったことによって、たしかに展開に変化が見られますね。
平家の本陣にいるのは、還内府こと将臣君。そして敦盛君の兄である経正さん。
現代から時空を超えてやって来た将臣君は、経正さん相手にインパクトとかダミーといったカタカナ語を普通に使ってますけど、経正さんがいちいち問い返さないあたり、こういう将臣君の喋りくちにすっかり馴染んでいるようですね。
二人のやりとりを見る限り、経正さんは将臣君のことを平家の棟梁と認めて敬意を抱いている様子です。
経正さんにとって、本物の平重盛はイトコにあたります。亡くなったイトコによく似ているけれども全くの別人、しかも異世界から迷い込んできた将臣君を、黄泉帰った重盛(還内府)として扱うことについて、当初は少なからず抵抗感があったでしょう。それでもここまで信頼関係を築いているところを見ると、彼らが共に過ごした三年という月日は決して短くなかったのだろうなと推察されますね。
後白河院が雨乞いの儀式を頻繁に行っていたことを将臣君が知っているのだから、平家が京を追われて福原に落ち着いたのも、その三年の間の出来事と思われます。
将臣君は平家に恩義を感じているし、経正さんをはじめ安徳天皇や二位ノ尼といった平家の主だった面々は、将臣君を頼って信じている。その絆は深く、もうすでに切り離せないものになっている様子が窺えました。
とはいえ平家の中にも将臣君に反発する輩がいるようですね。平惟盛。清盛の孫にして重盛の子、ナルシーな雅び男君です。
まあ、どこの馬の骨とも知れない男が自分の父の名で平家を仕切っているわけだから、なんとなくその心情も分かるような気はしますが。
それにしてもこの惟盛という奴はろくなことをしませんね。「あなたの立てた作戦など、田舎侍に見破られて当然でしょう」と将臣君に悪態をついたり、戦場に怨霊部隊を置き去りにして一人だけ帰ってきたり。それを咎められれば「あなた方の嫌いな怨霊がいくら傷ついてもかまわないでしょう」ときたもんだ。歪んでますねえ。
そして、きわめつけが敦盛君の件。
「敦盛もそろそろ初陣を飾りたい年頃だと思って誘ってやった」「戦場に連れてきたが姿を見失った」「今頃は本性を露にして奮戦していることでしょう」「いつまでも守られてばかりの子どもでは困ります」って……!
当然ながら動揺する経正さん。
結局、経正さんに本陣を任せて将臣君が兵を迎えに行くことになりました。まったく苦労が多いことですね。
というか敦盛君の『本性』ってなんだろう。猫をかぶっているわけでもあるまいに?
「あなた方の嫌いな〜」という台詞は、惟盛自身が怨霊であることを考えると、ちょっと違った意味合いを帯びてくるかもしれません。生きている将臣君や経正さんとの隔たりを、惟盛なりに感じているのかなぁ……。
燃え盛る三草山の山頂では、源氏軍がなんとかして炎を突破しようと手を尽くしています。
しかし後続の部隊が火に囲まれたことによって、いま平家に攻められたら仲間の救出と防衛の両方を先行部隊がやらなければならない、という切迫した状況に陥ってしまいました。
もしそうなったら全滅は必至。だから今できることは、前に進んで敵を討つことだけ。
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03月24日(月)
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