ID:103367
うららか雑記帳
by 浜月まお
[122344hit]

■遙か3プレイレポNo.10:熊野産の軟派少年

※ネタバレを含みます。しかも申し訳ないくらい長文ですよ〜。


四章 熊野参詣


三草山から帰還した一行のもとに、鎌倉にいる源頼朝から書状が届きました。

平家の本拠地・福原を攻めるのなら、海戦が得意な熊野水軍の力が必要である。
熊野へ行って協力を取りつけて来い。

という内容のものです。
源氏軍は板東武者なので兵馬の陸上戦は得意なんだけど、平家は伝統的に海戦が得意。
だから海戦に強い熊野水軍の助勢が欲しいというわけですね。
まったく人使いの荒い御大です。
でも九郎さんは兄上兄上って一途に頑張っちゃって、可愛いな〜。
頼朝と九郎さんは腹違いの兄弟だし、幼少時も離れて育ったわけだから、
どうしてこんなにひたむきに兄のために働こうとするのか少々不思議な気がします。
このあたりをフォローする過去エピソードがあると嬉しいのですが。

とりあえず熊野本宮へ向かって出発!

途中、龍神温泉という温泉場で一泊することになりました。
平家も熊野に来ているから源氏の者であることを明かせません。
なのに肝心の九郎が無頓着。もう見てるこっちが冷や汗が出そう……
という事態もあったようです。
源氏の棟梁の実弟であり、前線で軍勢を率いる立場なんだから、
九郎さんは一行の誰よりも源氏方の重要人物だってのにねぇ。
本当に政争的な駆け引きや謀略が苦手というか、気性が真っ直ぐなんですね。
そんなに純真だと戦バカに見えますよ?(笑)
湯煙の中で朔と話す望美ちゃんが見たかったのに、入浴シーンは残念ながらありませんでした。ちっ。

その夜は満月で、将臣君との夢逢瀬──と思いきや、なぜかこの日は会えず終い。
将臣君が呼んでいるような気配はあるのですが……?
そもそもこの夢逢瀬、何か不思議な力が働いているとしか思えないんですけど、
詳しい事情が解明されないまま4章突入ですよ。どうなんだろう。
将臣君のことを思い浮かべて思わず独り言を呟いたら、そこを譲君に聞かれてしまい
(アンタいつからそこにいた!?)
もやもやした気持ちを取り払うために外へ出る望美ちゃん。

そこへ、どこからともなく現れた人物。

ワイルドに伸びた髪、簡略化された武士装束のような出で立ち。程良くリラックスした声……。
一瞬戸惑うものの、それは間違いなく、あの幼なじみの将臣君でした。
ちょ、ずいぶんこの世界に馴染んじゃってー!
かなり風貌が変わっていて夢逢瀬のときと印象が違うもんだから、
一体どこのならず者かと思いましたよ。義賊の頭目とか似合いそう(笑)
人相が変わっているのも当然で、望美ちゃんたちがこの世界に来てから半年くらいしか経っていないのに対して、
将臣君は3年半をこちら側で過ごしているのだそうです。
つまり、時空の狭間ではぐれたとき、将臣君だけ3年前に辿り着いてしまったんですね。
一人でも無事に過ごしてきた様子で、以前譲君が言っていた
「兄さんのことは心配していない。どっちかっていうと他人様に迷惑をかけてないかのほうが気がかり」
という言葉を思い出しました。なるほど、たしかにそんな感じだわ。
再会を喜んでいると、不意に宝玉が光って将臣君の中へと吸い込まれていったではありませんか!
ということは将臣君も八葉。
ようやく再会できたことだし、当然のように一緒に行動できると思ったら……

「悪いがつきあえるのは本宮に着くまでだ」

とのことです。つれない人ですね〜。何か用事があるようですが。
まあ、将臣君には将臣君の事情があるのでしょうね。
何かっていうと望美ちゃんの傍にいたがる弟とは違うタイプだし。
そうだ、事情といえば。
弁慶さんが将臣君に一行の紹介をしたとき、敦盛君が言った「初めまして」に対する将臣君の返事。
ちょっと変な間があったのですが、なんでしょうか。
おや?と思っていると、その敦盛君がおずおずと口を開きました。

「八葉はどうしても全員そろっていないといけないのか?」

あんたって子はっ!
たまに喋ったと思ったらまたそんな不安を覚えさせるような意味深な台詞をっ!

[5]続きを読む

03月05日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る