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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■実りの秋
早起きして夕方まで、第一次産業的肉体労働に精を出してきました。
つまりコメ作り農家の年中行事です。一家総出どころか、嫁に行った妹や父のイトコにも助っ人を頼んでの重労働。
いやー働いた。体力の限界を見たよ。フルタイム労働がきついのは分かり切っていたけど、今日はちょうど台風一過で陽射しがぎらぎらしてましたからね。
ついさっき、水分補給とシャワーを済ませてきたところです。生き返るぅ〜!
農作業をしない人にこんな話をすると、「収穫のヨロコビがあっていいじゃない」と言われますが、今の時点ではあまり感じないかも。
やっぱり新米を炊きたてで初めて食べる瞬間に、その醍醐味は濃縮されていると思うのです。つまりあと数ヶ月分の古米が残っている現状からすると、収穫の秋を実感できるのは晩秋か初冬の頃……。うはー切ない。
あのときまいた種がこうして立派に実ったんだなーという感慨はあるから、まあいいか。
全国の小学生が第一次産業を体験できるよう教育カリキュラムを組み込む、というような案が出ていると新聞記事を読みましたが、兼業農家に育った私としては(一概には言えないけれど)基本的に賛成です。
義務教育って、人として社会で生活するのに最低限身につけていなければならない物事を学ぶためにあると思うので、普段自分たちの口に入るお米やお魚がどんなふうにして食卓までやってくるのか、その過程の一部でもいいから実体験してもらうのは、決して無駄ではないでしょう。きっと、子どもたちも何か思うところがあるはず。
手間と労力がかかるわりに見返りの少ないことが多々ある農業。そのうち主食のコメでさえ作り手がいなくなってしまうんじゃないかと不安を覚えます。
ちなみに私は、外食を除けば、買ったお米を食べたことありません。毎食あたりまえのように自家製のコシヒカリ。これはこれで、一種の贅沢かもしれませんね。
今夜は市内でお祭りが催されます。
甥っ子たちを連れて繰り出すことになっているので、ちょっとでも体力を回復させねば。
09月08日(土)
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