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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.27:仲間、異邦の神、新たなる序章
荼吉尼天とやらの存在は確定的ですね。
あっ、そうだ、いつぞやの謁見のとき、頼朝が時間の流れをとめた事件がありましたっけか!
そうか、きっとアレも荼吉尼天の加護だったんでしょうね。なるほどなるほど。


……と、そこへ上品な女性の声が割り込んできました。
綺麗な声だけどあんまり聞きたくないですよ。先回りしていたらしい北条政子です。
さっきまで頼朝と一緒に望美ちゃんの舞を見ていたはずなのに。何を考えているのかさっぱり読めませんね。
つくづく怖い人だなぁ。笑顔の下の腹黒算段で弁慶さんとタメ張れますよ。

彼女はやはり、夫である頼朝の意に背く一行を許せないようです。
「あの人の味方は私だけですもの」と、周りが敵ばかりだったという頼朝の過去語りを始めました。

「平家も源氏も、あの方にとっては己を縛る忌まわしきもの」
「頼るものすら何一つ持たない心細さ、遠い異国に流されたわたくしには分かる」
「なお縛る源氏の血を憎み、それに打ち勝つには、源氏の棟梁としてこの国を治めることだけ」

……こんな背景があったのですね。
展開としてはやや唐突かもしれないけど、頼朝サイドの心情的が、ここにきてようやく伝わってきます。
頼朝も、ただの冷血漢というわけではなかったのです。己を縛るものから抜け出そうと、もがいて戦って、結果的に冷徹なまでの振る舞いを見せるだけで。
『源氏の棟梁』として一国を治めることで、全身に絡みつくたくさんのしがらみを克服できる。そう考えているのでしょう。

とはいえ、望美ちゃんと九郎さんもここで引き下がるわけにはいきません。
荼吉尼天と融合していた政子を相手に、ラストバトル(たぶん)開始です。


五行の理を乱し、妄執や悲しみを抱えた怨霊。
その怨霊を食らって力とする異国の神、荼吉尼天。

そもそも荼吉尼天とはどんな神様なのでしょうか。wikiってみると、こんなデータが載ってました。

荼吉尼天(だきにてん)
仏教の神。
インドの魔女で、白い狐にのり、人間の肝を食用としていたが、大日如来の力で折伏されて、仏法を守る諸天の一員になった。
平清盛や後醍醐天皇などが荼吉尼天の修法を行っていたことでも知られ、『源平盛衰記』には平清盛はこの修法を途中で止めた旨が記されている。
しかし、この尊天は祀るのが非常に難しく、一度祀ると自分の命と引きかえに最後までその信仰を受持することが必須とされ、もしその約束を破ると、その修法を止めた途端に没落する、あるいは災禍がもたらされるとも考えられている。
したがって、これは外法として考えられ忌まれる信仰でもあった。

ふむふむ。創作かと思いきや、史実ネタをピックアップして展開させたもののようです。
歴史上の北条政子が外国にいたことがあるかどうかは知りませんが、遙か3の政子は、きっと流された先で荼吉尼天に憑かれたのですね(悪霊扱い!?)
しかし、すでにけっこうな強さに育っている神子と九郎さんの敵ではありません。全体攻撃に少々どきっとさせられましたが、苦戦することもなく戦闘終了。

九郎 「さようなら……兄上、政子様。俺は望美とともに行く」

神子と八葉、そして望美ちゃんと九郎さんの絆の強さに打たれた政子は、しおらしく逆鱗を返してくれました。
さあ、もはや一行が鎌倉を出るにあたり障害は何もありません。

望美 「これで全部終わったのかな?」
九郎 「いや……終わりじゃない」
望美 「まだ、何かと戦ったりしなくちゃいけないの?」
九郎 「あわてるな、そうじゃない。鎌倉から出ていく障害はもうないだろう」
望美 「だったら何が残ってるの?」
九郎 「い……いや、俺が言いたいのは「終わり」じゃないってことだ。
これから……ここから俺たちの未来が開けるんだ」
望美 「九郎さん……」

お約束かつ感動的な会話のあと、曲が流れ始めました。
ついにEDですよ!
九郎×望美なスチルが順に流れて、いかにも『思い出のアルバム』的な演出です。
歌は、これはダブル白龍かな。『運命の鼓動よ』というタイトル。小さい白龍が懐かしいっ。

そして……


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06月24日(火)
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