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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.24:背を預けられる仲間
親友に隠し事はできません。九郎さんが好きだという気持ち、そして九郎さんには鎌倉で逢引した恋人がいるらしく、それを聞いてから顔を合わせづらいのだと正直に打ち明けたところ……、
朔ちゃんいわく
「九郎殿は源氏の将だから、鎌倉殿に断りもなく恋人を持つなんて考えられない」
「九郎殿は京育ちで、奥州にいた年月も長く、だから鎌倉にいた期間は短い」
「九郎殿が鎌倉で会っていたのは政子殿。自分も見たのだから間違いない」
「本人と直接話をしたら?」。
はい。というわけで、案の定、望美ちゃんの(というか伝言を頼まれた行商人の)勘違いだったわけですね。
いてもたってもいられず九郎さんに会いに行く望美ちゃん。こういうまっすぐなところ好きだな。可愛くて。
誤解していたと謝る望美ちゃんに対して、九郎さんは実にあっさりしていました。
九郎 「気にしてない。お前も気にしなくていいんじゃないか」
望美 「どんな誤解だったのかとか、聞かないの?」
九郎 「言いにくいことなんだろ。無理に聞くほど悪趣味じゃない。どんな誤解か知らないが、解けたんならそれでかまわないんだ」
な、なんという大らかさ!
思いやりには違いないんだろうけど、この物言いといい態度といい、どこか物凄く不器用ですねぇ九郎さん。
まあ言うまでもなく九郎さんはそこが可愛らしいのですが。
終わった過去にこだわっても仕方がない、未来を見たい、と九郎さんは言います。
そして望美ちゃんとの約束のことを話題に出してきました。例の、全部終わったら望美ちゃんが元の世界へ帰れるよう手伝ってくれる、という約束のことです。
九郎 「その約束に、もうひとつ加えてもいいか?
すべてが終わって、お前を帰す方法が分かったら──俺も見てみたいんだ、お前の生まれ育った世界を」
これまでずっと、源氏一族のことばかりを考えてきた九郎さん。
平家を退けて兄の治める国を作ることだけを念頭に置いて戦ってきた彼ですが、望美ちゃんから異世界の話を聞いて、一度見てみたくなったのだそうです。
九郎 「お前が生まれ育ったという、豊かで平和だという国を見てみたい」
望美 「一緒に行こうよ」
九郎 「そうだな。叶うなら、必ず」
わあああああ!!
お持ち帰りエンディングの前フリ!?
それまで持っていた価値観を揺るがして、良い意味で影響を与えてくれた異邦の少女。
コレもんのすごくツボ要素じゃー!!(落ち着け)
気性がまっすぐだからこそぶつかり合うことの多かった二人ですが、すれ違いを解消して、お互いわだかまりなく語り合ってみれば、もうなんですかねこのいい感じの雰囲気は!
九郎さんも九郎さんで、赤面もせず怒鳴りもせず、素面ですらりとこんな台詞を吐いてくれちゃって!
ある意味では朱雀コンビのメロ甘台詞よりずっと糖度高い気がしますよ。くはっ(萌)
そしてイベント内容から終幕の近さを実感しつつ、いざ壇ノ浦へ。
>>>次回へ続く
05月06日(火)
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