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うららか雑記帳
by 浜月まお
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■遙か3プレイレポNo.19:穏健派な経正さん
軍師である弁慶さんは「先へ進むべきだ」とはっきり主張しました。それはつまり、火に囲まれた味方を見捨てるということです。
そ、そんな。いやだー。すごく後味が悪いじゃないですかっ。
このゲームって本当に、シビアというか厳しいというか、思わず真剣に考えさせられる選択を迫ってきますね。時折しんどくなりますよ。
望美ちゃんは嫌がりましたが、白龍の力が及ばず雨を降らせることが叶わない以上、燃え広がる火を消すことは誰にもできません。

弁慶「誰も悪くないんですよ。だから、彼らが自分で逃げ出せると信じましょう。僕たちは、僕たちのできることをするしかないんです」
九郎「納得できなくとも、やるしかないんだ」

過酷な運命を変えたくて時空を超えたのに、少し流れを変えたことによって、こんなところでさらに辛い展開になるなんて……(泣)


断腸の思いで山を越えて鹿野口へ辿り着くと、還内府から軍を託された経正さんが眼前に立ちふさがります。

望美「分かりあうことはできないの?」
経正「退いてもらえないなら戦うしかありません」
望美「九郎さん、撤退してはいけませんか?」
九郎「敵を前にして戦わないなど!」
弁慶「もともとこれは平家が京へ攻め上がるのを止めるための戦。互いに退くなら目的を達せられます」
景時「火攻めで兵を失っているし、ここで退くのも悪くないと思うよ」
経正「私たちも無闇に戦いたいわけではないのです」

経正さんを信じて、双方撤退という形になりました。「帰り道に気をつけて」と忠告してくれるなんて、優しいですよね、経正さん。
でも、なんだか腑に落ちないなー。
平家が三草山に兵を集めて京へ攻め込んでこようとしていた。源氏はそれを阻止するために攻めに出て、三草山へ来たわけでしょう?
源氏側はともかく、平家側はここで撤退する動機に欠けるような気がするんですけど、どうなんでしょうか。
兵を集めたってことは戦を仕掛ける気だったんだろうし、いくらダミーの陣を見破られた上に惟盛が勝手をして軍に乱れが出たとはいえ、ずいぶんと弱腰ですよね。
将臣君は「福原の喉元まで攻めてこられた以上は戦うしかない」みたいなことを言っていましたが、平家側は源氏が攻勢に出ると予想していなかったのかな? 兵を集めた段階で、源氏を牽制するなんらかの策を講じていてもよさそうなものなのに。相手が退くならこちらも退く、なんて後手後手もいいところじゃないですか。
将臣君が後白河院にした『頼み事』って、結局なんだったのでしょうか。この三草山の戦いとは関係ないのかな?


引き返した三草川には、戦闘の痕跡がありました。
ここで巨大な怨霊が暴れていたのだそうです。でも突然逃げ出して姿を消したのだとか。
惟盛が置き去りにした怨霊ですかねぇ。逃げて行方知れずの怨霊……。これも一体なんの伏線だろう?

その近くで敦盛君を発見して、源氏の陣へ連れ帰る展開は1周目と同じです。
ただ弁慶さんが「看護を手伝いましょうか」と申し出てくれたのですが、攻略本を参考にしてお断りさせていただきました。

その晩は満月ということで、夢逢瀬。還内府の姿をした将臣君とお話をしました。
怨霊を使えば勝てると思い込んでいる奴が多いとか、そういう平家側のことを話してくれます。還内府だとは明かさず、情報通なんだよと自分で言っていました。


それからこの章で(私的に)一番印象深かったのは、なんといっても九郎さんのイベントですね。
敦盛君の処遇のことで言い争うのは1周目と同じなのですが、その後「ちょっと言い過ぎたかな」という選択肢が追加されたのでそれを選び、九郎さんと再びお話をしたのです。

九郎「お前のように怪我人をかばうのは正しいことなんだろう」

あらら。さっきまで頑なな態度だったくせに。

望美「九郎さんも、間違ってるわけじゃないですよね」

という返事をしたら、あんなに頑なだったくせに、って逆に言われちゃいました(笑)
その後、なぜあれほど強固に敦盛君のことを処断すると言い張ったのか、九郎さんが心情を語ってくれましたよ。


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03月24日(月)
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